
デートや恋愛で、パートナーともっと親密になりたいと思うのはごく当たり前のことです。でも、「どうやって次のステップへ進めばいい?」と悩む人は少なくないでしょう。あなたと、あなたが出会うすべての相手は、それぞれ違うルールや意図、願望を持っています。だからこそ、コミュニケーションをとりながら、お互いの「同意」を確認することが大切です。
相手の意思や気分を確かめて「同意」を得ることは、私たちが日々行っている、とてもシンプルなことです。例えば、友だちと食事をするとき、だれもが当たり前のように、お互いの希望を確認し合います。「今日はイタリアンの気分なんだけどどう?」、「辛いものは食べられる?」というように。「イタリアンは食べたくない」、「辛いものは苦手」と相手が言ったのに無理やり連れていくことはないですよね。
デートや恋愛における「同意」とは、相手の「したいこと/したくないこと」や「好きなこと/嫌いなこと」を確認しあうこと。それは言葉だけでなく、行動で表される場合もあります。大切なのは、お互いの心に不安や違和感がないことを確認し合うこと。それは相手との距離が近づいても変わらないものだということを忘れないでください。
同意の確認は、2人の距離を遠ざけるものではなく、むしろ信頼関係を深めてくれるものです。お互いが相手との関係に不安を感じることのないよう、同意ははっきりと表現され、自分からで、続けておこなうものでなければなりません。また、アクションを起こす側には、いつだって同意を取る責任があります。そのために、以下のヒントが役立ちます。
セックスだけでなく、互いの身体に少しでも触れ合う時には、その度に同意の確認が必要です。
同意を示す方法は、必ずしも言葉である必要はありません。しかし知り合ってから日が浅かったり、お互いを深く理解できている自信がないなら、言葉で確認し合うことが大切です。相手の気持ちが明確にわからない場合には、「大丈夫?」「嫌だったらいつでも言ってね」などと声をかけてみましょう。
相手がアルコールやドラッグで意識があいまいになっている場合、自分の意思による同意は成立しません。また、上司や部下など対等ではない関係性の相手に対しては、必ずしも同意したとみなせない場合があります。
同意は一度伝えて終わりではなく、段階ごとに自分の意思を相手に伝えることが大切です。同時に、あなたも相手のルールや意思を尊重しなければならないことを覚えておきましょう。
最も明確なのが、言葉による同意です。「いいよ」「やめないで」と言ったり、「こうしてほしい」と、具体的に希望を伝えましょう。言葉以外の同意には、うなずく、互いの身体に触れ合うなどが挙げられます。
不安や違和感を感じたら、同意はいつでも取り消せます。言葉で同意を取り消すのが難しい場合には、お互いの了解を得たうえで言葉以外のヒントも使いましょう。
日本の刑法第177条では、13歳以上の人に対し、暴力や脅迫に晒されたうえで性行為に至ると、性暴力(レイプ)として「強制性交等罪」が成立する場合があります。しかし、そのためには、実際に「同意がなかった」ことを法的に証明することが必要です。
もしもあなたが受けた被害が深刻で、一人では解決できない時、もしくは、誰かの助けが必要な時は、以下の相談先が、あなたの頼りになります。
日本には現在、いくつもの支援団体や組織があります。あなたが必要なサポートを受けるとともに、場合によっては加害者に対して必要な措置が取られる必要があります。一人ではないことを決して忘れないでください。
あなたの同意に反する行為があり、精神的なストレスや痛みを感じている場合、以下の機関に相談する
ことができます。苦痛をあなた一人で対処する必要はありません。
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